弁護士ノート

lawyer note

  • 公用文の書き方

    2016.03.11 弁護士:河部 康弘 一般企業法務 知的財産訴訟 経営権争奪紛争・会社関係訴訟

    1 裁判官は公用文の書き方に沿って文書を作成している 皆様、裁判官が作成する文章が、どのようなルールに基づいているかご存知でしょうか? 裁判官の作成する判決も役所が作成する公用文であり、その書き方は行政官庁で用いられている公用文の書き方に準拠しています。 実は、我々弁護士も、裁判官が見慣…

  • 管轄は重要

    2016.03.08 弁護士:河部 康弘 労働法務 知的財産訴訟

    1 実は大切な管轄  司法試験受験生の頃は気にも留めませんでしたが、管轄(土地管轄の意味で用いています。)は訴訟実務にとって非常に大きな問題です。東京の弁護士が大阪地方裁判所に行かなければならないとすると(特許訴訟は東京と大阪に集められる(民事訴訟法6条)ため、このケースは結構多いです。…

  • 被告と被告人

    2016.03.04 弁護士:河部 康弘 一般企業法務

    1 報道修習  私が司法修習(司法試験の合格者が裁判官・検察・弁護士になる前に必ず受けなければいけない研修)をしていた山口県では、山口県弁護士会の先生のご尽力とテレビ局のご厚意により、選択修習(裁判所・検察・法律事務所を経験する所定のプログラムと異なり、修習生が自由に選択をすることができ…

  • 実用新案について

    2016.02.25 弁護士:藤沼 光太 その他の知的財産関連業務 特許法

     この前、事務所で仕事が終わって帰宅する際、タクシー内にある運転手と乗客の間にある板に「実用新案出願中!」という記載がありました。  弁理士の皆様もご存じのとおり、新実用新案制度は、製品や技術のライフサイクルが短期化し、早期の権利化のニーズが高まったことに対応して制度化されたものです。し…

  • 『特許・商標・不正競争関係訴訟の実務入門』

    2016.02.22 弁護士:河部 康弘 不正競争防止法 商標法 特許法 知的財産訴訟

    本年度は、弊所に神田弁護士が入所しました(来年度も新人弁護士が入所する予定です。)。ということで、彼へのメッセージも兼ねて、最初に侵害訴訟の起案を経験するときに、役に立つ本を紹介したいと思います。 少し前の本になってしまいますが、『特許・商標・不正競争関係訴訟の実務入門』です。 (株式会…

  • 書店選び

    2016.02.18 弁護士:河部 康弘 一般企業法務 特許法

    1 本は弁護士の商売道具  今回は弁護士の書店選びについて、お話してみたいと思います。  入所直後から弓削田弁護士から「本は弁護士の商売道具だから、書籍代は出し惜しまない方がいい。身銭を切った方が身になりやすい。」と言われていることもあり、私は毎年それなりの金額を書籍につぎ込んでいます。…

  • 『改訂増補 困ったときのくらしの法律知識Q&A』

    2016.02.17 弁護士:河部 康弘 一般企業法務

     私が所属している会派である第二東京弁護士会の五月会にお声掛けいただき、『改訂増補 困ったときのくらしの法律知識Q&A』の執筆に携わらせていただきました。  私が携わった部分はほんの一部ではありますが、本の執筆者になるという経験は私にとって初めてで、いい経験を積むことができました。貴重な…

  • 不動産は所有権放棄できない?

    2016.02.12 弁護士:河部 康弘 一般企業法務

    1 相続のご相談案件 だいぶ前になりますが、相続のご相談をいただき、その中で「不動産を所有権放棄できるか。」という問題が浮上しました。 動産の所有権放棄については、所有権放棄書を作成する場面にも出くわしていますし、可能であると即断できました(ご相談後に念のため調べたところ、注釈民法にも記…

  • 広告と知的財産法

    2016.02.05 弁護士:河部 康弘 商標法 著作権法

    弊所と顧問契約をいただいている企業様の業種は様々ですが、知財分野のご相談が多いのが、広告代理店様です。 広告代理店様には、時代のトレンドを反映した広告を作りたいというニーズがあります。 しかし、流行のキャラクターや流行語には、商標権や著作権などの知的財産権が生じている可能性があります。そ…

  • 知財裁判例紹介①

    2016.01.29 弁護士:河部 康弘 商標法 知的財産訴訟

    1 知財みちしるべの松下先生に講義をしていただきました 弊所では、昨年末に、知財業界で有名なブログ「知財みちしるべ」を運営なさっている古谷国際特許事務所の松下正先生に、最新判例についての講義をしていただきました。 講義では、藤沼弁護士とともに、改めて最新の裁判例チェックをすることの重要性…

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