弁護士ノート

lawyer note

商標法

  • 商標コンセント制度導入と今後の課題

    2023.10.01 弁護士:小林 幸夫 商標法

     2023年3月10日に商標法(知財一括法の一部として)が改正され、商標コンセント制度が採用されました。実際の法律の施行は公布後1年内とされていますので来年4月からと言われています。  改正された商標法の条文は以下の通りです。(4条4項)  「(商標法)第1項第11号に該当する商標であつ…

  • 今だから話せる「知財業界での大ピンチ」 〜20代弁理士時代の大ピンチ〜

    2022.07.01 弁護士:小林 幸夫 商標法

     1978年(昭和53年)に弁理士試験に合格し、翌年から特許事務所にて弁理士業務を行っていました。その後、司法試験を目指して平成4年(1992年)に合格し、弁護士となりましたが、実に多くのピンチを弁理士時代や、新人弁護士のときに経験しました。数えたら相当な数になると思います。  今回は、…

  • 商標法等改正による個人輸入規制

    2021.03.25 弁護士:藤沼 光太 商標法

     政府は令和3年3月2日,海外から国内への商標権侵害品の取り締まりを強化するため商標法等改正案を含む関連法案の閣議決定を行いました。これまで事業者を対象として商標権侵害品の輸入行為を規制してきましたが,この改正により個人輸入の場合でも税関での没収ができるようになりました。  それでは,こ…

  • これでも非類似? 驚きの商標審決の傾向と注意点

    2021.02.08 弁護士:小林 幸夫 商標法 知的財産訴訟

    1.日本商標協会実務研修会での審決クイズ 当方は、数年前から最近まで,日本商標協会主催の実務研修の講師を担当していました。担当部分は,「審判,審決取消訴訟」でした。講義の冒頭,必ず以下のようなクイズを出題していたのです。 「以下の左の商標出願に対して右の登録商標が引用されました。審判・審…

  • さかなクン立体商標

    2020.02.17 弁護士:河部 康弘 商標法

    最近、さかなクンさんがハコフグの帽子を被ったまま参議院の調査会に出席できることになったというニュースが話題になっていますね。 このハコフグの帽子ですが、弊所HPの「推薦者の声」に掲載しているとおり、立体商標として登録されており(商標登録第5169970号、小林弁護士はこの商標の無効審判の…

  • 髙部判事の講演②

    2017.03.16 弁護士:河部 康弘 商標法 特許事務所様向けサービス 知的財産訴訟

    1 弁理士と弁護士の感覚の違い だいぶ空いてしまいましたが、前回に引き続き、髙部判事の講演で感じた弁理士の先生と裁判所・弁護士の感覚の違いについて、ご紹介させていただきます。 2 登録例の証拠提出 2つ目は、商標権についての審決取消訴訟で、当該審決取消訴訟で争われている商標とは関係のない…

  • 小林・弓削田法律事務所の特徴③

    2016.08.12 弁護士:河部 康弘 不正競争防止法 商標法 意匠法 特許法 知的財産訴訟

    1 小林・弓削田法律事務所の業務内容③  第70期弁護士採用に向けた弊所の業務内容説明も、3回目を迎えました。弊所が採用活動にどれだけ力を入れているか、優秀な人材を採用したいという意欲を、感じ取っていただけると幸いです。  今回は、知財訴訟を特許訴訟とそれ以外の分野に分けて、それぞれの特…

  • 小林・弓削田法律事務所の特徴①

    2016.07.04 弁護士:河部 康弘 商標法 意匠法 特許法 知的財産訴訟

    1 第70期弁護士採用に向けて 小林・弓削田法律事務所では、現在司法修習中の第69期弁護士の採用が決まっていますが、第70期弁護士についても、採用を予定しています。 弁護士が何百人も所属する大事務所であれば、大学やロースクールの先輩が勤務していたりして、事務所の業務内容や雰囲気を感じ取り…

  • 新商標審査基準

    2016.05.31 弁護士:河部 康弘 商標法

     最近、来年4月から商標審査基準が改訂され、産地名を用いた酒類の商標の登録がされやすくなるというニュース が出ていましたね。  弊所では出願関係の業務は行っておらず、特許や商標の出願についてのご相談をいただいた場合、技術分野やご予算、外国出願の場合は出願国などお話を伺った上で、その方に最…

  • 「フランク三浦」を買ってみた②

    2016.05.30 弁護士:藤沼 光太 Fashion Law 商標法 知的財産訴訟 買ってみた

    先日、河部弁護士が話題の「フランク三浦」の時計を購入したことに関してブログをアップしていました。 そこで今回は、話題の「フランク三浦」の判決について、原告の主張する取消事由1(商標法4条1項11号該当性の判断の誤り)及び取消事由3(商標法4条1項15号該当性の判断の誤り)に対する判旨を簡…

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