弁護士ノート

lawyer note

弁護士:河部 康弘

  • 知財調停②

    2019.09.18 弁護士:河部 康弘 その他の知的財産関連業務

     前回のブログで言及したとおり、大阪地裁知財部のHPで知財調停についての情報が掲載されました。  率直に言って、追加の情報はあまりありませんでした。目新しいのは、 ① 大阪地裁では知財部ではなく調停部である第10民事部が受付となっていること(東京地裁はまだ分かりません。)、 ② 調停は非…

  • 無効審判での技術説明会?

    2019.08.26 弁護士:河部 康弘 特許法 知的財産訴訟

    特許に関する侵害訴訟や審決取消訴訟のうち、事案が複雑なものに関しては、主張立証が尽きた段階(一般の民事訴訟でいうと証人尋問のタイミング)で、当事者双方が一定の時間をもらって事案について口頭で説明を行う技術説明会が行われることがあります。この技術説明会は、事前に開催の有無・持ち時間・説明内…

  • 知財調停

    2019.08.02 弁護士:河部 康弘 その他の知的財産関連業務 知的財産訴訟

    1 知財調停制度開始! 少し前から業界で話題にはなっていますが、東京地裁と大阪地裁で、10月から新たに「知財調停」という制度の運用が開始されるそうです。8月1日に東京地裁のHPで指針が公表されました。 この件については、弁理士会の研修所主催の継続研修がありました。私は今年から研修所の委員…

  • 税関の輸入差止手続

    2019.08.01 弁護士:河部 康弘 その他の知的財産関連業務

    1 前回ブログに引き続き…  前回のブログで「知財業界での初体験」をテーマに特許権移転登録手続等請求事件を担当したことを取り上げましたが、今回も私自身の初体験事案として、税関の輸入差止手続の利害関係人として意見書を提出した案件について書いてみたいと思います。 2 輸入差止手続の流れ  輸…

  • 知財業界での初体験

    2019.07.01 弁護士:河部 康弘 特許法 独占禁止法 知的財産訴訟

    とある知財系の懇親会で、弁理士の内田浩輔先生から、7月1日の弁理士の日に、「知財業界での初体験」というテーマでブログを書いてほしいとのご依頼をいただきました。内田先生は、弁理士の日にブログをやっている知財関係者が同じテーマでブログを書くイベントを毎年やっているそうです。 https://…

  • 特許庁の口頭審理と裁判所の期日の違い

    2017.04.04 弁護士:河部 康弘 知的財産訴訟

    今回は、裁判所における訴訟手続(民事事件)と特許庁における無効審判手続(取消審判手続も含む。)の違い、それも制度上の違いというよりも、実際に経験しなければなかなか知ることはないと思われる運用上の違いについて、簡単に触れてみたいと思います。 1 特許庁の口頭審理 特許庁の口頭審理期日と裁判…

  • 境界、里道に森林法…

    2017.04.03 弁護士:河部 康弘 一般企業法務

    弊所は、知的財産訴訟を中心とした業務を行っているものの、法律事務所ですから、全く異なった紛争事案も扱います。例えば、とある事件の訴状起案のために参照した書籍が、次の4冊。 ① 『境界の理論と実務』(寶金敏明著) ② 『里道・水路・海浜』(寶金敏明著) ③ 『解説森林法』(森林業基本政策研…

  • 鉱業法

    2017.03.24 弁護士:河部 康弘 一般企業法務

    1 鉱業法の簡単な紹介 随分前に我妻先生の基本書『鉱業法』をブログで取り上げたところ、実際に鉱業法のご相談をいくつかいただきました。そこで、簡単にではありますが、鉱業法の中身を取り上げてみたいと思います。 2 土地を所有していても鉱物は採掘できない 鉱業法を勉強して一番驚く部分は、たとえ…

  • 髙部判事の講演③

    2017.03.21 弁護士:河部 康弘 特許事務所様向けサービス 特許法 知的財産訴訟

    1 特許についての講演 ブログの更新が滞っている間に、特許権関係訴訟についての講演にも出席しました。 2 記載要件違反は認められにくい? 今回の講演で印象に残ったのは、「記載要件違反の主張については、よほどのことがない限り、特許庁における判断を尊重する」旨の発言をなさっていたことです(受…

  • 髙部判事の講演②

    2017.03.16 弁護士:河部 康弘 商標法 特許事務所様向けサービス 知的財産訴訟

    1 弁理士と弁護士の感覚の違い だいぶ空いてしまいましたが、前回に引き続き、髙部判事の講演で感じた弁理士の先生と裁判所・弁護士の感覚の違いについて、ご紹介させていただきます。 2 登録例の証拠提出 2つ目は、商標権についての審決取消訴訟で、当該審決取消訴訟で争われている商標とは関係のない…

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