弁護士ノート

lawyer note

弁護士:平塚 健士朗

  • 「権利者の視点から見た」AIと知的財産権等との関係

    2024.12.02 弁護士:平塚 健士朗 AI その他の知的財産関連業務

    1.AIと知的財産権等の検討状況  AIと知的財産権等との関係に関しては、これまでに複数の関係省庁からガイドラインが公開されています。まだAIと知的財産権等(あるいは法制度全体)とのあるべき関係性を模索しているような状況ではあるものの、少なくとも現時点における考え方の方向性として、重要な…

  • ファッションデザイン保護の一つの可能性?(ドクターマーチン事件)

    2024.04.01 弁護士:平塚 健士朗 Fashion Law 不正競争防止法 知的財産訴訟

    1. ファッションデザインの保護  ファッション業界の法律関係については、2023年に経済産業省がワーキンググループを立ち上げて、ガイドラインをまとめるなど、近年ますます注目を集めていますが、ファッションデザインは十分に保護されていると言い難いのが現状です。  実際に、女性用ハイヒールの…

  • フリーランス新法の概要と今後の対応

    2023.08.15 弁護士:平塚 健士朗 一般企業法務

     令和5年5月12日、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(以下「フリーランス新法」といい、条文番号のみ記載する場合はフリーランス新法の条文を指します。)が公布され、公布の日から起算して1年6か月を超えない範囲内において政令で定める日に施行されることとなりました。  概要は…

  • 現在の司法修習事情⑩〜集合修習・二回試験

    2023.07.14 弁護士:平塚 健士朗 その他の知的財産関連業務

     今回は、集合修習・二回試験について紹介します。二回試験を終えると、司法修習の内容は全て終了です! 1 集合修習 (1)概要  集合修習は、期間にして1か月半程度あり、模擬裁判等の講義や即日起案、その講評が行われます。  即日起案は、二回試験に近い形で、朝から夕方まで一日かけて起案を行い…

  • 現在の司法修習事情⑨〜選択修習

    2023.06.15 弁護士:平塚 健士朗 その他の知的財産関連業務

     今回は、選択修習について紹介します。 1 選択修習 (1)概要  選択修習では、各修習地が独自に設定するプログラムやどこの修習地の人でも選択可能なプログラム(全国プログラム)から、各自で希望する修習を選択して修習を行うことになります。  各修習地が独自に設定するプログラムには、海上保安…

  • 現在の司法修習事情⑧〜刑裁修習

    2023.05.15 弁護士:平塚 健士朗 その他の知的財産関連業務

    今回は、刑裁修習について紹介します。 1.刑裁修習 (1)概要  刑裁修習は、基本的な内容は民裁修習と同じく、記録検討、裁判傍聴、起案が中心です。民裁修習と異なるのは、修習生がそれぞれ裁判官、弁護士、検察官役となって行う模擬裁判があることです。  私の修習地では、裁判傍聴やその記録の検討…

  • 現在の司法修習事情⑦〜弁護修習

    2023.04.17 弁護士:平塚 健士朗 その他の知的財産関連業務

     今回は、弁護修習について紹介します。 1 弁護収集 (1)概要  弁護修習では、修習生は、一人ずつ修習地にある法律事務所に割り振られて、その法律事務所で研修することになります。  具体的な内容は後述しますが、修習先の法律事務所に所属している特定の弁護士について、その弁護士の業務をみたり…

  • 現在の司法修習事情⑥〜検察修習

    2023.03.16 弁護士:平塚 健士朗 その他の知的財産関連業務

     今回は、検察修習について紹介します。 1  検察修習 (1) 検察修習は最も実務的な修習  検察修習には、他の実務修習と大きく異なる点があります。それは、修習の内容として、法曹の業務を傍聴するだけではなく、実際に自ら業務を行うということです。  修習生は、この検察修習にて、被疑者を検察…

  • 現在の司法修習事情⑤〜家裁修習

    2023.01.20 弁護士:平塚 健士朗 その他の知的財産関連業務

    1 家裁修習 (1)家裁修習は1週間だけ  修習生は、民裁修習期間中、ずっと民事部で修習を行うわけではありません。1週間ほど家裁に移動して、家裁修習を受けることになります。ここでは、たった1週間程度しかないため、起案等はなくひたすら調停を傍聴することになります。 (2)内容の濃い調停傍聴…

  • 現在の司法修習事情④〜民事裁判修習

    2022.12.15 弁護士:平塚 健士朗 その他の知的財産関連業務

     今回は、民事裁判修習ではどのようなことを行っているのかについて紹介します。 1 民事修習 ⑴ 裁判修習は裁判官室で  修習生は、実務修習が始まると、各修習地にて、大体4つの班に分かれて、民事裁判、刑事裁判、検察、弁護の4か所を回りますが、裁判修習では、1つの班から修習を行うことになりま…

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