弁護士ノート

lawyer note

2023年1月

  • 現在の司法修習事情⑤〜家裁修習

    2023.01.20 弁護士:平塚 健士朗 その他の知的財産関連業務

    1 家裁修習 (1)家裁修習は1週間だけ  修習生は、民裁修習期間中、ずっと民事部で修習を行うわけではありません。1週間ほど家裁に移動して、家裁修習を受けることになります。ここでは、たった1週間程度しかないため、起案等はなくひたすら調停を傍聴することになります。 (2)内容の濃い調停傍聴…

  • ダブルトラックにおける無効審判の意義

    2023.01.12 弁護士:平田 慎二 知的財産訴訟

     日本の手続において、被疑侵害者側が特許の無効理由を争う場合、特許庁における無効審判とは別に、特許権侵害訴訟において無効の抗弁(特許法第104条の3)を主張することが認められています。  これがいわゆる「ダブルトラック」であり、特許の有効性に関する判断が、①無効審判ルート(無効審判、審決…