弁護士ノート

lawyer note

2022年6月

  • 特許法102条に関する現在の裁判実務

    2022.06.02 弁護士:平田 慎二 特許法

     現在の裁判実務では、特許権侵害が認められた場合、比較的高額な損害額が認められる傾向にあります。これは、特許法において、民法709条の損害額の算定のための特則として、損害額の推定規定(特許法102条)が設けられており、特許権者の立証責任が軽減されていることが一因です。また、近年、特許法1…