弁護士ノート

lawyer note

2017年4月

  • 改正不正競争防止法について①

    2017.04.27 弁護士:神田 秀斗 不正競争防止法

    1 不正競争防止法の改正  弊所では特許訴訟を主な業務としておりますが、企業の技術上の情報を守る手段は特許だけではありません。  特許権を有している場合、これを侵害している者に対しては、過失や損害額の推定が働くなど非常に有利な立場に立つことができます。もっとも、特許出願してしまうと、対外…

  • 印紙税について③

    2017.04.13 弁護士:神田 秀斗 一般企業法務

     以前の印紙税ブログ①、印紙税ブログ②では、課税文書の区分けや、具体的な判断方法についてご説明いたしましたが、今回は、印紙を貼らなかった場合や貼り過ぎてしまった場合についてご説明します。 1 印紙を貼らなかったら?  (1)契約は有効  よくご相談を受けるのは、「印紙を貼らなかった場合に…

  • 特許庁の口頭審理と裁判所の期日の違い

    2017.04.04 弁護士:河部 康弘 知的財産訴訟

    今回は、裁判所における訴訟手続(民事事件)と特許庁における無効審判手続(取消審判手続も含む。)の違い、それも制度上の違いというよりも、実際に経験しなければなかなか知ることはないと思われる運用上の違いについて、簡単に触れてみたいと思います。 1 特許庁の口頭審理 特許庁の口頭審理期日と裁判…

  • 境界、里道に森林法…

    2017.04.03 弁護士:河部 康弘 一般企業法務

    弊所は、知的財産訴訟を中心とした業務を行っているものの、法律事務所ですから、全く異なった紛争事案も扱います。例えば、とある事件の訴状起案のために参照した書籍が、次の4冊。 ① 『境界の理論と実務』(寶金敏明著) ② 『里道・水路・海浜』(寶金敏明著) ③ 『解説森林法』(森林業基本政策研…