弁護士ノート

lawyer note

2016年3月

  • 公用文の書き方

    2016.03.11 弁護士:河部 康弘 一般企業法務 知的財産訴訟 経営権争奪紛争・会社関係訴訟

    1 裁判官は公用文の書き方に沿って文書を作成している 皆様、裁判官が作成する文章が、どのようなルールに基づいているかご存知でしょうか? 裁判官の作成する判決も役所が作成する公用文であり、その書き方は行政官庁で用いられている公用文の書き方に準拠しています。 実は、我々弁護士も、裁判官が見慣…

  • 管轄は重要

    2016.03.08 弁護士:河部 康弘 労働法務 知的財産訴訟

    1 実は大切な管轄  司法試験受験生の頃は気にも留めませんでしたが、管轄(土地管轄の意味で用いています。)は訴訟実務にとって非常に大きな問題です。東京の弁護士が大阪地方裁判所に行かなければならないとすると(特許訴訟は東京と大阪に集められる(民事訴訟法6条)ため、このケースは結構多いです。…

  • 被告と被告人

    2016.03.04 弁護士:河部 康弘 一般企業法務

    1 報道修習  私が司法修習(司法試験の合格者が裁判官・検察・弁護士になる前に必ず受けなければいけない研修)をしていた山口県では、山口県弁護士会の先生のご尽力とテレビ局のご厚意により、選択修習(裁判所・検察・法律事務所を経験する所定のプログラムと異なり、修習生が自由に選択をすることができ…